2014年7月26日土曜日

人形劇担当の先生たちより

毎年フェスタで行っている人形劇、

初めて見る方には馴染みがないものかもしれません。

舞台は布や木々でしつらえた簡素なもの、

人形には目や口がつけられていなかったり、ついていても控えめであったり、

語る時にマイクは使わず、効果音も大げさではありません。

 

このような人形劇は見ている子ども自身が

心の力、想像力を働かせてみることを促します。

 

うつむく人形や語られる言葉を聞き、

今困っているのだな‥悲しんでいるのだな‥

とその子自身が内的に自発性を持って関わることができるのです。

水色の布きれを川や泉に見立てたり、

布をかけられただけの場をお家なんだな、森なのだな、

と想像することができます。

 

マイクを使った大きな音は嫌でも耳に入ってきます。

マイクを使わずに語る言葉には耳を済まして聞こうとするその子自身の意志が働きます。

 

またシンプルだからこそ、過剰な刺激に捕らわれることなく、

じっくりとそのお話をそのまま受け取り、

お話を心の栄養にできるようにとの願いがあります。

 

「子どもたちに生きる力と創造力を」

と、シュタイナー幼児教育協会のパンフレットにあります。

(明日、会場でもお配りしています。)

 

幼児期に育つ想像力や内的自発性、お話から受け取った心の栄養は、

その後を生きていく力へと発展していくことの基盤となり得ることでしょう。

 

人形劇もそのような意図のもと、行っているのです。 

どうぞ、シュタイナーの人形劇をお楽しみください。

 

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あらすじ 「ホットケーキを作り出す金の手ひき臼」

 

とても貧乏なおじいさんとおばあさんが森で拾ったドングリを

家で食べていた時のこと、そのドングリを床に落としてしまいました。

ところがそのドングリは、根をはり、芽を出して高く高く天の国まで伸びていきます。

 

そのドングリの木、かしの木をおじいさんが登っていくと、

天の国にたどりつき、そこで宝物を手に入れます。

その宝物のお陰で貧乏で困ることはなくなりますが、ある時、その宝物は盗まれてしまいます。

 

いったいその宝物とは何でしょう?

どうやってその宝物を取り戻すのでしょう?

 

ロシアの民話からの人形劇。お楽しみに!

 

 

人形劇の部屋 センター棟510号室  各定員40名

【人形劇(午前の部)】 発売開始時間 1000~(センター棟501号室)

参加費/大人500円 子ども200円(2歳未満のお子さんは膝上の場合無料)

1030 おいしいおかゆ(1)

1105 おいしいおかゆ(2)

1140 ホットケーキをつくり出す金の手ひき臼(1)

【人形劇(午後の部)】 発売開始時間 1200~(センター棟501号室)

参加費/大人500円 子ども200円(2歳未満のお子さんは膝上の場合無料)

1300 ホットケーキをつくり出す金の手ひき臼(2)

1340 いろいろな所へ連れて行ってもらいたかった男の子の話(1)

1415 いろいろな所へ連れて行ってもらいたかった男の子の話(2)

 

*(1)と(2)は同じ内容です

 

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